私たちの生活に欠かせない自然由来の資源が、将来的に枯渇してしまうことが懸念される現代では、可能な限り資源のリサイクル、資源をこれ以上使用しないという選択を強いられています。
特に紙は木で作られていることから、「なんとなく」紙を使用することが自然に悪いことだと認識している方が多いと思います。
そこで今回は、SDGsの目標から見た紙の本当の姿と題して、リサイクルできる資源としての紙、持続可能な資源としての紙の活用方法を解説していきます。
SDGsを正しく理解しよう!紙は持続可能な資源
紙は木から作られているので、「紙を使うことはSDGsに反する」と、紙の削減やペーパーレス化を推し進める企業が多くなりました。
しかし紙を使うことで、限りある資源をリサイクルすることにつながり、持続可能な資源として活用することも可能です。
ここからは、SDGsが掲げる目標と紙を資源として見たときの活用方法について解説していきます。
1.紙は「再生可能資源」
地球上に存在している資源は限りがあるものばかりで、特に化石燃料は将来的に枯渇することが懸念されています。
紙にはさまざまな種類がありますが、そのなかでも「FSC認証紙」は、木を育てて増やせるように適切に管理した森林で、計画的に伐採した木のみを使用した紙です。
このように持続可能な森林の木を使用することで、再生可能資源として紙を使用することができます。
また持続可能な森林であれば、伐採して木が減ったとしても、違う管理された森林でちゃんと木が育っています。
このような、植林サイクルの期間中でのカーボンニュートラルを実現することも、木という資源を上手に活用する方法のひとつです。
【参照】SDGsの目標:7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに|EduTownSDGs https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-7.html
2.紙は「リサイクルの適正」がある資源
また紙は、ダンボールや雑誌、新聞紙、牛乳パックなどへ加工された後にも、古紙を資源として活用することが可能です。
日本では約80%もの古紙が回収され、紙から紙へと新たに生まれ変わっています。
しかし再生紙は、古紙を再生させる際にバージンパルプから紙を作るときと比べると、約
2倍以上もの二酸化炭素が排出されることが近年問題になっています。
また、再生を繰り返した紙は質が悪くなるので、すでに社会に出回っている資源を上手に活用するためには、シーンに応じて再生紙とFSC認証紙のようなバージンパルプを使用した紙の両方を使用することが大切です。
【参照】SDGsの目標12:つくる責任つかう責任|EduTownSDGs https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-12.html
3.紙は「生分解性」のある資源
近年問題となっている海洋ごみ問題は、河川や風によって海に流れたプラスチックごみを魚が食べる、そしてその魚を人間が食べることで連鎖的に人体への悪影響が問題になっています。
紙の主成分は木材由来のセルロールスできており、万が一土や海に流れてしまったとしても、自然に生分解されることがわかっています。
海に流出することが多いのは、ストローやフォーク・スプーン、レジ袋などですが、これらを、紙製のストロー、木製のフォークやスプーン、紙袋などに切り替えることで、多くの海洋ごみ問題を解消することに繋がります。
【参照】SDGsの目標:海の豊かさを守ろう|EduTownSDGs https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-14.html
持続可能な資源を取り入れよう
企業は顧客にサービスや商品を提供する必要があるため、さまざまなものを大量に仕入れて、大量に提供します。
そのひとつひとつのものを、環境に配慮できる資源を活用したものに切り替えることで、
今回ご紹介したように本当の意味でSDGsに貢献することができます。
例えば、顧客に商品を提供する際の袋や宅配袋を、「再生紙」や「FSC認証紙」の紙袋・宅配袋に切り替えることで、資源の有効活用や海洋ごみ問題に取り組むことができるようになります。
NETPACKは、社名やロゴを印刷した紙袋・宅配袋を作ることができる専門店です。
ここまででご紹介してきた、再生紙やFSC認証紙を使用した紙袋・宅配袋を、小ロットからご発注いただくことが可能です。
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企業のSDGsへの貢献に、ぜひNETPACKの再生紙・FSC認証紙の紙袋・宅配袋をご活用ください。