管理された森林から製造された、FSC認証紙を採用。
私たちが暮らす地球上には、豊かな森林が広がっています。この森林は、時代の変化と人口増加によって、森林伐採が行われることで大幅に減少していることをご存じでしょうか?今回は、森林伐採による影響と現状についてわかりやすく解説していきます。
森林伐採の現状は?なぜSDGsの目標になっているのか
SDGsの目標15番目「陸の豊かさも守ろう」では、豊かな森林を保護するために世界共通の目標を設定し、達成することを目標としています。
ではなぜSDGsでは森林保護を目標としているのでしょうか?
ここからは、SDGsで述べられている森林伐採の影響について解説していきます。
1年間で東京ドーム約100万個分の森林が失われている
世界の陸地面積の1/3が豊かな森林におおわれており、この森林には多くの動植物が暮らしています。
また森林は、酸素を作り出して水をたくわえる役割があるので、大気汚染や干ばつなどを防ぎ、動物たちの豊かな暮らしのための餌を実らせます。
しかし現代では、1年間で世界の森林は約470万ヘクタール。日本で2番目に収容人数が多い東京ドームに例えると、約100万個分の森林が失われています。
また、過去30年間で失われた森林の9割は熱帯地域のもので、農地開拓や森林伐採、森林火災の3つによって、豊かな森林が失われています。
特に森林伐採では、人口増加に伴い必然的に紙や木材の使用量が増えたことで、原料となる木の消費量が増加したことで、過剰な需要から違法伐採が頻発しています。
法令で定められている基準から外れた量や品種の木を伐採し、コストに対して正当な支払いがなされずに、異常なほど安価で販売されているのが実情です。
森林伐採による影響
森林伐採をはじめとする森林の減少によって懸念されているのが、動物の絶滅です。
陸地に生息する動植物の2/3以上が森林に生息していることから、伐採や疎林化、断片化などの森林空間の変化にともない、毎日100種類ほどの動植物が消失していると予想されています。
恐竜と同じで、一度絶滅してしまった動植物が再び存在することはないことから、絶滅の恐れがある野生生物約3万7,400種の「レッドリスト」を守るためにも、森林伐採の影響を食い止める必要があります。
【参照】SDGsの目標:15「陸の豊かさも守ろう」|EduTownSDGs https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-15.html
森林保護のために私たちができること
違法な森林伐採は、豊かな森林を消失させてしまい、そこで暮らす動植物の住処を奪うことに繋がります。
また森林は酸素を作り出し、水を蓄えることから、森林伐採による大気汚染や干ばつなどの悪影響が懸念されています。
では、森林保護のために私たちはどのようなことができるのでしょうか?
地球温暖化を緩和する取り組みに貢献する
森林が失われる原因は、違法な森林伐採だけではなく、地球温暖化による気候変動も影響しています。
地球温暖化による気候変動は、近年頻発する森林火災の原因のひとつになっており、異常少雨や乾燥、熱波などによって森林火災に繋がります。
地球温暖化の原因のひとつに、二酸化炭素などの温室効果ガスがあります。
この温室効果ガスが大量に発生するのは、私たちの経済活動によって発生しているので、私たちは日常生活や生産活動で温室効果ガスを抑える行動が求められます。
例えば多くの人を雇用して、多くの人が生産活動を行う企業では、冷暖房機の設定温度を調節して、クールビズやウォームビズを実施する。
自家用車での出社を制限して、通勤手当を支給したうえで公共交通機関での通勤を推奨するなどがあげられます。
「FSC認証」など森林認証の商品を積極的に選ぶ
温室効果ガスの排出量を抑える他には、木を原料とする製品を選ぶ際に「森林認証」された製品を選ぶことも重要です。
例えば「FSC認証紙」は、管理された森林の木を、計画的に伐採することで紙を作り出しており、森林だけではなく生産・販売にかかわるすべての工程を徹底的に管理しているので、違法伐採された木が混入する隙がありません。
このように、違法伐採された木を使用しないことで、違法伐採された木の需要が減ると、違法伐採そのものを減らすことに繋がるので、FSC認証マークが印刷された製品を選ぶようにしてみましょう。
まとめ
森林伐採は、SDGsでも国際的に取り組むべき課題として目標が設定されており、特に違法伐採による森林減少を食い止めるために、私たちは違法伐採された木を使用しないようにすることが大切です。
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